ネット通販と軽減税率
コラム 2019年8月2日 金曜日こんにちは。
香川県高松市 株式会社ダックス会計/吉田貴志税理士事務所の吉田です。
梅雨が明けたと思ったらいきなり猛暑日が続き、夏が好きな私もさすがに最近夏バテ気味です。
みなさんは体調いかがでしょうか。
さて、いよいよ10月1日から消費税が10%に上がり、それに伴って、酒類と外食を除く食品及び
週2回以上発行される新聞(定期購読契約に基づくもの)は8%、というなんともややこしい
軽減税率がいよいよ導入されます。
もちろん、ネット通販においても食品(酒類を除く)は軽減税率の対象なのですが、ここで
注意しておくポイントがあります。
「送料」は食品を運ぶ目的であっても、軽減税率の対象外(つまり10%税率)なんです。
例えば、税抜き1,000円の食品をネットで購入し、別途送料500円(税抜き)を支払う場合、
食品は税込み1,080円(8%)、送料は税込み550円(10%)かかり、合計で1,630円(うち、
消費税130円)になるわけです。
では、「送料込み税抜き1,500円」の場合はどうなるのでしょうか?
実は、この場合は送料も含めた価格が軽減税率の対象となり、税込み1,620円になります。
これから、特に食品をネットで販売している小売店のみなさんは、価格を送料込みにした方が
お客様に喜んでもらえるかもしれません。
(私の妻もネットで買い物するのが好きなのですが、すごく「送料」を気にして店を選んでいます。)
経理もシンプルなので、一石二鳥です。
香川県高松市の税理士・会計事務所
『あなたのまちの税理士さん』
株式会社ダックス会計/吉田貴志税理士事務所
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