積立型投資の落とし穴(゚Д゚;)

コラム 2018年8月29日 水曜日

こんにちは。

香川県高松市 株式会社ダックス会計/吉田貴志税理士事務所の吉田です。

もう9月は目の前だというのに、まだまだ残暑厳しい日が続いていますね。

 

今日は、最近流行っている『積立型投資』についてのお話です。

公的年金がアテにならない今、老後の備えとして若い人からも人気があります。

「若いうちから地道にコツコツと積み立てて老後に備える」という感覚が

日本人の気質に合うのかもしれませんが、実は私はお客様に積立型投資を

お薦めしておりません。

何故なら、私個人的に「積立型投資はイマイチ割の良くない博打だ」と考えて

いるからです。

 

経済ジャーナリスト 荻原博子氏の著書『投資なんか、おやめなさい』(新潮新書)

に詳しく掲載されていますが、積立型投資は、基本的に「ドルコスト平均法」

という買い方をしています。

安かろうが高かろうが、毎月一定額を投じて投資商品を買うわけですが、

投資というのは本来、安い時に買って高い時に売るから儲かるわけです。

 

確かに、その投資商品がV字型(途中までは値下がりし、その後復活する)

の動きをするなら、ドルコスト平均法はお得です。

安い時に大量に買い、高くなってから売ることができるからです。

が、仮に値動きが逆V字(途中までは値上がりし、その後暴落する)の

動きをした場合、ドルコスト平均法を使っていたら大損します。

上がるか下がるか解らないから平均的な価格で買うことでリスクヘッジ

をする、ということかもしれませんが、そうすると手数料の分だけ確実

に不利になります(逆に、株価が上がろうと下がろうとコツコツ手数料

が入るので、売る側には非常に有利です)。

 

経済は生き物です。

金にせよ株にせよ投信にせよ、10年後どころか1年後の価格すら誰にも

分かりません。

遊びでやるならいいかもしれませんが、老後の資金を積立型の投資で

賄おうとするのはやめた方がいいと私は思います。

 

 

 

 

 

 

香川県高松市の税理士・会計事務所

『あなたのまちの税理士さん』

株式会社ダックス会計/吉田貴志税理士事務所

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