インボイスってどうなの??

コラム 2025年1月12日 日曜日
こんにちは。
香川県高松市 株式会社ダックス会計/吉田貴志税理士事務所の吉田です。
 
昨年12月21日、埼玉県議会で「インボイス廃止を求める意見書」が決議され、注目を集めていますね。
自民党の県議さんが政府与党の政策に異を唱える、というびっくりな事態ですが、私は埼玉県議会の良識ある行動に拍手を送りたいと思います。
 
インボイスというのは、売り手が買い手に対して消費税率や消費税額、あと売り手が消費税を納税してることを証明する番号を書いた請求書のことです。
つまりインボイスを発行するためには、売り手である事業者には売上規模に関わらず消費税の納税義務が発生します。
 
まぁ財務省の目的はそれなんでしょうけど……中小零細企業の事務負担が大きすぎて(取引先がインボイス発行事業者かどうかによって、いちいち経理方法が変わります)現実的でないことは明らかです。
 
そもそも日本の税制は「申告納税制度」を採用していて、税金の計算は納税者が自分でしなければなりません。
ならばそんな複雑な制度を採用するのは国の方針と合っていないのではないでしょうか?
 
そのための税理士だろうって?
いえいえ、税務申告を代行して料金をいただいてる我々は確かに儲かりますが、国がそんな事を前提に制度設計していいはずがありません。
 
税金とはシンプルで公平でなくてはなりません(同じ理由で、複数税率にも私は反対です。どうして水道水が10%で高級ミネラルウォーターが8%なのでしょう?) 心ある政治家の皆さんの活躍を応援しております。

 

 

 

 

 

香川県高松市の税理士・会計事務所

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