住民税非課税世帯ってどんな世帯?
コラム 2023年10月30日 月曜日こんにちは。
香川県高松市 株式会社ダックス会計/吉田貴志税理士事務所の吉田です。
最近、岸田総理が発表した減税案が話題になってますね。
まだ決まってはいませんが、一般の世帯には4万円の減税、住民税非課税世帯には7万円の給付金、ということにどうやらなりそうです。
では、「住民税非課税世帯」とは一体どんな世帯なのでしょう?
それは、世帯全員が住民税の所得割も均等割も払っていない世帯を「住民税非課税世帯」と言います。
実は住民税非課税世帯のおよそ63%は、65歳以上の高齢者世帯なんだそうです。
何故なら彼らの多くが年金生活者で、同じ金額でも年金収入は給与より税金が優遇されているからです。
高松市の住民税非課税ボーダーラインは所得金額415,000円ですが、例えば、月10万円の給与を貰ってる人は年収120万円で、給与所得控除55万円を差し引いた残りの65万円が「所得」になり、ボーダーラインを超えるので住民税均等割という税金がかかります。
ところが、同じく月10万円の年金を貰っている65歳以上の高齢者の場合、110万円が控除されるので残りの10万円が「所得」になります。給与と同額でもボーダーラインを下回るため、こちらは住民税非課税です。
ちなみにローンの終わった持ち家に住み、夫婦それぞれが月額10万円ずつ年金を貰っている65歳以上の高齢者世帯は「住民税非課税世帯」になります。
税収増還元を目指しているようですが、それならみんな平等になる消費減税をやって欲しい、と思うのは私だけでしょうか?
香川県高松市の税理士・会計事務所
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