トリキの錬金術

こんにちは。

香川県高松市 株式会社ダックス会計／吉田貴志税理士事務所の吉田です。

最近、急に朝夕の気温が下がり肌寒く感じる日もありますが、お出かけするにはいい季節になりましたね。

今月からは、政府が掲げるGo To キャンペーンの一つ『Go To Eat(イート)』が始まりました。

お客さんとしては大変うれしいこの制度、ホントに飲食店のためになっているのか？甚だ疑問です・・。

 

みなさん、「トリキの錬金術」ってご存知でしょうか？

「トリキ」というのはネット上でコスパ最強の呼び声高い、居酒屋チェーンの「鳥貴族」のことです。

このお店、全品298円(税込327円)という分かりやすい上に価格も安く大人気なのですが、この安さが利用されているのです。

 

Go To Eat(イート)には2種類あって、一つは1万円で12,500円分のクーポンがもらえるもの。

もう一つは、グルメサイトから予約すると、昼食時は500円、夕食時は1,000円分のポイントがもらえるというものです。

 

問題なのは後者。

例えば夕食時、鳥貴族で一品だけ注文した場合、327円の食事代に対して1,000円分のポイントがもらえるわけですね。

鳥貴族で一品だけ注文する場合、食事をすればするほど儲かるわけです。

これが「トリキの錬金術」と言われているスキームです。

 

Go To Eat(イート)管轄の農水省も対応を考えるようですが、どうせなら最初から制度設計を慎重に考えて欲しかったものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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